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【絣の柄】11

・矢絣

青と白の二色で構成された矢絣。矢絣は、染め分けられたタテ糸を巻き取る時にずらして矢羽の形を作る、タテ絣の基本の柄の一つです。

矢羽の模様には魔除けの意味があるとされ、江戸時代には大奥や武家屋敷の御殿女中が、明治、大正時代には女子学生たちが矢絣の着物を愛用していました。
リズミカルな色と形の中に想いや歴史が潜んでいて、絣の奥深さに触れることができる一枚です。

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