括り糸

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括り糸

久留米絣の糸は柄を計算して括られた後に染色されます。 括り用の糸は織る前に糸束から外されますが、その糸を「括り糸」と呼びます。 写真は下側が染色後の絣糸、上に乗っているのが解かれた括り糸になります。 以前は廃棄されていた括り糸ですが、近年では再利用が進んでいます。括り糸を織り込んだ絣の生地もよく見かけます。また、ニットやアクセサリーの素材としても活用されています。 しっかりと糊付けされ、括りや染色や洗いの現場をくぐり抜けてきた括り糸はランダムな色合いや独特のうねりを残しており、括り糸を用いた製品は「計算外 ...

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